特徴
高密度の吸水防止層でコンクリート構造物を長寿命化。
- 高密度の吸水防止層を形成し、外部からの劣化要因の侵入を長期的に防ぐ
- 水分や塩化物イオンは遮断するが、コンクリート内部水蒸気は透過させる
- 水塗布後の表面変化が少なく、素材の質感が長期にわたり保持される
- 無溶剤型シラン系含浸材
優れた疎水層がコンクリート構造物を長期に保護します。
コンクリート構造物に深く含浸した「ペネトラントシラン」が長鎖炭化水素基の疎水層を形成し、劣化因子である水分、塩化物イオンなどの侵入を抑制します。さらに水蒸気は透過するので内部の水分を調整します。
ケイ酸塩系含浸材やシリコーン樹脂塗料との組み合わせで、更に耐候性が向上。
バッファーコートとの併用で、コンクリートの長寿命化が期待できます。
コンクリート表面保護のために、シラン系含浸材「ペネトラントシラン」を塗布した後、無溶剤型シリコーン樹脂塗料「バッファーコートNS」を塗布し、高耐候性能を付加する試験を実施しました。(中日本ハイウェイ・エンジニアリング名古屋株式会社 金沢支店試験研究室 共同研究)
従来シラン系浸透性吸水防止剤のみでは耐候性試験後はコンクリート表面の撥水性は低下したが、新システムは含浸性の高い「ペネトラントシラン」と高耐候性の「バッファーコートNS」とを組み合わせることにより、防錆性、撥水性、柔軟性、基材密着性、水蒸気透過性のある塗膜が得られ、コンクリートの長寿命化が期待される。(鳥居和之 金沢大学名誉教授コメント)
効果
0℃以下で施工可能な、無溶剤型シラン系含浸材です。
- コンクリート構造物、コンクリート製品の劣化進行抑制
- コンクリート構造物、コンクリート製品の表面保護、耐久性の向上
- コンクリート構造物、コンクリート製品の防汚
- コンクリート構造物、コンクリート製品の予防保全(劣化因子侵入抑制)
- コンクリート構造物、コンクリート製品の白華抑制
塗装能力
作業性を重視した低粘度タイプで施工効率アップと優れた耐久性を実現します。
- 有機溶剤型表面被覆材と比較して中毒の発生を抑制できるため、安全性の向上が図れる。
- 水系表面含浸材でないため0℃でも塗装可能である。
- 低粘度であるためコンクリートヘの浸透が早い。
施工対象
- 土木、建築構造物のコンクリート施工部
- 塩化物イオンが浸透しやすく、塩害の影響を受けやすいコンクリート構造物
- 塩害、中性化、凍害、鉄筋腐食が懸念されるコンクリート構造物
ペネトラントシラン
従来よりもコンクリート内部に深く浸透し、高密度の吸水防止層を形成することによりコンクリート構造物の劣化進行を抑制する。特に有機溶剤を含有しないためシラン・シロキサンの含有量が極めて高く、低粘度であるためコンクリートヘの浸透が早い表面含浸材である。